静岡県の茶農家に生まれ、子供のころからお茶摘みや、荒茶製造の蒸し機への生葉の投入などの手伝いをし、ずっとお茶に携わってきました。なので、生まれてからずっと毎年5月のゴールデンウィークというものは存在していません。赤堀商店に入社する前の職も茶問屋でした。そこで、仕入、仕上、営業の技術を身に着けました。
しかし、自分で販売しているお茶がお客様が本当に望んでいる商品かどうかということに疑問を持ち、自分が理想としているお茶を造るために赤堀商店に入社させていただきました。

まず、入社して手掛けたのが、3種類の特徴を持ったお茶で、ひとつが特蒸しで強火の濃い味で甘味を持ったお茶。もうひとつは深むしで水色がよくさわやかな甘みのあるお茶。そしてもうひとつは中蒸しで形状・水色が良く茶葉事態の香りが漂うお茶です。この3種類のお茶が今では赤堀商店の定番商品になりました。そしてどのような注文にも対応して、お客様が望んでいる商品を提供することが出来るようになりました。お茶の仕上、ブレンドは長年の経験と感を生かし、想像力と創造力で造る作品ではないかと思います。

お茶を造ること、お茶を販売すること、お茶を飲むことが好きでまさにお茶の仕事は自分の天職ではないかと思います。今後は後継者の育成や指導に力を入れて、仕入、仕上、ブレンド、販売の技術を継承していきたいと思います。

赤堀商店へ入社してまず最初に思ったことは、社員全員が勤務年数10年以上のベテランさんばかりで手際が良く商品へ対する気持ちや、クオリティの高さに驚きました。

社長・専務・部長は忙しい時でもお茶の知識や流通、歴史など質問に丁寧に答えてくれるので仕事に対する意欲や、やりがいがでて毎日が充実していて楽しいです。赤堀のお茶を手にするお客様の声を大切にして、これからもっと新しい事に挑戦していきたいと思います。