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「深蒸し」とは

2013年5月1日

おはようございます^^今日の牧之原の天気は快晴。
気温は19℃。昨日とは打って変わって、とても穏やかな朝になりました。

なんと牧之原では、1番茶、終わってしまいました。例年より8日早いそうです。
早く始まり、早く終わりましたが、今年はコクがあって味の良い新茶ができています。

本日も摘みたての美味しいお茶を皆様にお届けするため、
社員一同、元気いっぱいお茶造りに取り組んでいます。

牧之原台地を中心とする、この地域では「深蒸し茶」が広く親しまれ、造られています。
2011年1月12日にNHKで放送された「ためしてガッテン」で取り上げられ、
全国的に有名になりました。

ご存知の方も多いかと思いますが、本日は深蒸し茶の製法と歴史についてお伝えします。

2深蒸し茶

深蒸し茶(ふかむしちゃ)は茶の製造方法の一種で、煎茶、玉緑茶、玉露、
かぶせ茶などに用いられます。

生茶葉から煎茶を造る最初の工程である「蒸し」の時間を、
1分から3分程度と長く取るものを深蒸し茶といいます。

茶葉を乾燥したり揉んだりする前に、
茶葉の細胞がほぐれ成分が出るように通常は10秒から1分程度蒸しますが、
深蒸し茶は蒸し時間が長いため、茶葉が柔らかくなります。
葉が柔らかくなると、端が砕けやすくなります。
砕けた部分は小さく丸まるので、上の写真のように、
全体的に「粉っぽいお茶」に見えます。

「煎茶は、緑色でスッと細長い針のようなお茶が良い」
とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいますので、
深むし茶の見た目は、その基準には合いません。

しかし、問題は見た目ではありません。長時間蒸すことで、
渋みや苦みが少なくなり、まろやかな甘みと風味が生まれるのです。

また、砕けて小さく丸まった、茶葉の端の部分は、
実はお茶のエキスがいっぱい詰まっています。

ここが砕けているとエキスが出やすいので、独特の風味とコクが生まれます。

深蒸し茶

出来上がって淹れた深蒸し茶は通常、深緑色から黄土色で濁って見えます。  

静岡県では黄土色に近い色合いのものが本物とされ、独特の甘みは他の追随を許しません。

深蒸し茶の発祥地は牧之原市です。

明治時代の中期に手揉み茶製法である誘進流の一派を興した、
戸塚豊蔵が考案し普及したのが始まりとされ、
昭和30年代に山本平三郎が製法を確立し、牧之原台地一帯に広げたといわれています。
しかし牧之原台地は、平成の合併以前、榛原町・相良町・小笠町・菊川町に区分けされ、
その区分は複雑であり、製法確立の時期も近かったため、
他地区でも深蒸し茶のふる里と称されている所もあります。

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