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富士山世界遺産登録へ-経済効果に期待-

2013年5月6日

国内最高峰の独立峰で、日本を代表する観光名所として愛されてきた富士山。
7月1日の山開きから8月26日の山じまいまでに、登山客は毎年30万人を超えます。
 
富士山は、標高3,776mと日本一の高さを誇り、豊かな自然や美しい景観、
そしてその壮大さに人々は昔から魅了されてきました。

かつては、ゴミや尿の問題によって
世界自然遺産として推薦されなかったこともありましたが、
現在ではボランティアによる清掃活動や
山小屋でのバイオトイレの使用が徹底されています。
 
その上で、日本の象徴であり、文化の母胎となってきたことを再評価し、
この価値の保護・管理の体制をしっかり示していくことで、
これまで現在世界文化遺産への登録を目指してきました。
 
この度、ユネスコの諮問機関は、「登録がふさわしい」とする勧告をまとめ、
富士山は6月にも正式に世界遺産に登録される見通しになりました。

富士山の世界文化遺産登録が確実となったことを踏まえ、
県内では登録を“商機”と見込んだ動きが広がっています。
 
県内の信用金庫では、世界文化遺産登録を推進する「定期積金」を発売しました。
「登録」の勧告を追い風に沼津信金では1日で約100口座の契約を受け付けたそうです。
 
駿河湾フェリーを運航する「エスパルスドリームフェリー」は
“海抜0メートルからの眺望”を売り込み中。
この航路は、今年4月に県道223(ふじさん)号に認定されたばかりで、
連休明けの7日以降は割引キャンペーンを実施する予定です。

富士サファリパークでは、登録決定に合わせた記念キャンペーンを計画中。
「伸び伸びと活動している動物と美しい富士山が一緒に見られる空間は他にない」
と胸を張っています。
 
富士急静岡バス(富士市)は、富士宮市内にある白糸ノ滝などの構成資産を巡る
バスツアー(予約制)の運行を7月から開始。
 
また、富士山周辺のホテルでは登録の勧告以降、宿泊に関する問い合わせが増えていて、
早くも世界遺産効果が出始めたのではないかとしています。
 
県も、世界文化遺産への登録を追い風に、観光誘客にいっそうの力を入れていく方向で、
“富士山三昧”の周遊型モデルコースを旅行会社などに売り込みたいとしています。

世界遺産登録で「好影響が期待できる」(JTB)との声は多く、
はとバスは「地方から上京した後、富士山まで足を延ばす需要が生まれれば」としています。
1日の東京株式市場では「世界遺産効果」で関連銘柄が急上昇。
山梨県富士吉田市に本社を置き、遊園地の「富士急ハイランド」も運営する富士急行は、
前日比150円高の1065円とストップ高で取引を終えました。
  
富士山の世界文化遺産登録が確実になり、
国内の旅行、運輸など関連業界からは一様に歓迎の声が上がりましたが、
一方で、遺産の保全状態が悪ければ登録抹消となる恐れもあり、
「入山料」の導入など、登山者抑制や環境保護が課題となっています。
 
登録されると、国は6年ごとにユネスコに保存状況を報告しなければならず、
遺産の管理を厳重にすることや景観が損なわれないように、
保全活動を進めることが一層、重要になります。

一方で、登録されると観光客が急増するため、
周辺の交通の整備や観光客の受け入れなどが課題となります。

さまざまな課題はありますが、
日本の象徴「富士山の世界遺産登録」とあって、その経済効果には大きな期待ができます。
 
静岡県のお土産と言ったら、「お茶」!! お茶を欠かすことはできません。
また、弊社近くには、富士山静岡空港もあります。
 
これからより多くの皆様に、静岡のお茶を楽しんで頂ける。 

私たちも大きな期待を持って、富士山を見つめています^^
   
 富士山(御前崎) 

御前崎市から見える富士山です。
あかほりの2階のベランダからも見ることができます^^

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